シーアンドレール構想
シーアンドレール
鉄道と船を組み合わせて貨物を運ぶ輸送形態である。
輸送距離が長い場合、車の輸送に比べてコスト面で有利であり、一度に大量の貨物を運ぶことができ、二酸化炭素の発生を軽減できる利点かある。
当社では、国土交通省が行った平成19年度、平成20年度の実証実験等において、北線(秋田港駅~秋田北港駅)までの輸送を担当しており、秋田シーアンドレール構想の実現による北線の活用を期待する。
実証実験等での経路
荷送人 仙台港駅⇒鉄道(JR本線)⇒秋田港駅(秋田臨海鉄道)⇒秋田北港駅(秋田臨海鉄道)⇒リーチスカッター(秋田港・大浜コンテナヤード)⇒船(海上コンテナ船・ウラジオストク港、釜山港等)
参考
平成19年度、国土交通省東北地方整備局が設置した環日本海シーアンドレール構想検討委員会で、仙台港から秋田港を経由して貨物をロシアに運ぶ、秋田港をモデルにした国内の輸送システムの実証実験を行い、平成21年度には、国際海上コンテナ貨物の輸送実験(パイロット事業)を実施した。
これを基に、秋田港を活用した地域経済の活性化を図るため、秋田港シーアンドレール構想の実現を目指すため、官民-体となって秋田港シーアンドレール構想推進協議会を設置し、各種の活動を行っている。
※環日本海シーアンドレール構想検討委員会
ロシア及び北東アジアとの貿易促進のため、秋田港をモデルとして鉄道を活用した地方の港湾の利用促進による地域活性化を図るための検討を行う。
※秋田港シーアンドレール構想
秋田港と極東ロシア聞を結ぶ航路を中継として、国内鉄道とシベリア鉄道を利用し、日本とユーラシア大陸を結ぶ物量ルートの構築を目指す。